I-94に間違いがあった時の対処法【事例付きで説明します】

アメリカ生活

I-94についてお調べの方へ

アメリカ長期滞在している方はどこかしらのタイミングで必要になるI-94。結構重要な書類のひとつですが「記載内容に間違いがある」「I-94が反映されていない」etc. のトラブルを体験する人も少なくないです。

本記事では以下3点について解説します。

  1. I-94に関するトラブル事例
  2. トラブルの対処法
  3. I-94が見つからないときに試して欲しい5つの方法

私自身も税関・国境警備局の公式サイトでI-94自体が見つからないというトラブルを体験しています。基本の対処法を押さえておけば焦らずに対応できるようになります。

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I-94に関するトラブル

I-94に関するトラブルは大きく分けて2つです。

  • 記載内容に間違いがある
    【滞在期限】や【ビザの種類】に間違いがある事が多いです。この2つは重要度が高い情報なので、間違っているとかなり困ります。
  • 記録そのものが見つからない
    公式サイトで必要事項を入力しても何も表示されないトラブルです。

特に前者の【記載内容に間違いがある】事に気づかず過ごしていると、以下のように後々たいへん面倒な状況になり兼ねないので気を付けましょう。

ビザの種類が“観光ステータス”(←間違っている状態)のまま気付かずに過ごしていて、滞在期限が過ぎてしまうとします。これは不法滞在状態となります。税関・国境警備局に修正してもらうことは可能ですが、高い確率で疑われるし厄介な手続きになります。

厄介な手続きを避けるための事前対策

「気付かぬうちに滞在期限が過ぎてた…」
このような状況を回避するためには、早めに記載内容の間違いに気付き、修正の依頼をすることが重要です。

私がオススメする対策法は…アメリカ入国後1〜2週間以内に自分のI-94を一度公式サイトで確認することです。

取得の必要がなくても税関・国境警備局の公式サイトから自分のI-94記載内容に間違いがないかチェックしておけば入国後の早い段階で対応できます。

トラブルの対処法

I-94のトラブル【記載内容に間違いがある】【I-94自体が見つからない】の対処方法は3つあります。

  • 税関・国境警備局(CBP)オフィスに直接行く
    近くの税関・国境警備局(CBP)オフィスを探し直接出向く方法です。予約が必要になる可能性があります。
  • 税関・国境警備局(CBP)オフィスに電話
    電話でアドバイスをくれたり、担当者の対応が良ければその場でステータスを確認してもらう事が可能です。すぐには対応してくれず「48時間に折り返します」というオフィスもあるようです。
  • 税関・国境警備局(CBP)オフィスにメール
    最近は問い合わせ用のメールが設置されている所もあり、そのメールアドレスを利用して入国情報の不備を修正することができます。必要な内容を記載してメールを送れば、通常は1週間以内には更新されるみたいです。詳細は「CPB Now Offers Email Addresses for “I-94 Correction Requests” at Some Deferred Inspection Sites」で確認できます。各CBPオフィスの問い合わせメールアドレスが記載されています。

【住んでいる地域】や【トラブルの度合い】で修正の受付方法が限られることもあるので注意が必要ですが、3つうちどれかしらで対応してもらえます。

メール問い合わせ方法

上記でも説明した通り、最近はメールで入国情報の不備を修正してくれるオフィスもあります。

特に英語が苦手な方はメールだと安心して問い合わせができますね。

メールでの修正依頼には以下7つの必要事項を記載しましょう。

  1. 何を解決して欲しいか、どうなっていて欲しいか
  2. パスポートの顔写真ページ
  3. VISAページ
  4. パスポートの最新の入国スタンプがあるページ
  5. 最新入国時の搭乗券orフライト情報
  6. アメリカでの住所と電話番号
  7. DHS 590フォーム
    ※他の事務局の人に情報公開するための承諾書。送らなくてもOK

実は私も必要事項を記載してメール問い合わせをしてみました。返事も更新通知も一切何も来なかったです。なので電話問い合わせに切り替えたところ一発で解決しました。

私は圧倒的に電話がオススメです。

I-94が見つからないときに試して欲しい5つの方法

I-94が見つからないときに試して欲しい5項目を紹介します。

直接CBPオフィスに行ったり、電話問い合わせをせずに自力で試せる方法です。見つからなかった時はまずこの5項目をチェックしてみてください。

I-94自体が見つからない時は公式サイト・ページ上部に「No record found for traveler」とお知らせが表示されます。

ここで試して欲しい5項目は以下です。とにかく入力項目に変化球を加えていきます。

  1. 名前を大文字で入力
  2. First Name(名前)とLast Name(苗字)を逆に入力
  3. 旅券番号の始めにパスポートの発行年が付いていることがあるので、この発行年を外して入力
  4. 旅券番号の始めのアルファベットを「0(ゼロ)」にする
  5. 旅券番号項目に旅券番号以外の番号を入力

【5. 旅券番号項目に旅券番号以外の番号を入力】は以下2枚の画像を参考にしてください。

パスポート

【画像下部の赤枠で囲んだ数字】【発行年月日】【有効期限】【生年月日】を入力してみる。

ビザ

出展:「在日米国大使館・領事館」

【生年月日】【パスポート番号】【Expiration Date】【赤枠の数字】を入力してみる。

1ポイントアドバイス

数字の始めにアルファベットがある場合はそのまま入力してもNGな可能性があります。NGだった時は、始めのアルファベットを「0」(数字のゼロ)にしてみてください

私はビザの【赤枠の数字】を旅券番号の欄に入力したらI-94を発見できました。そもそもなんで旅券番号で登録されてないの〜?と疑問しかなかったですが、無事見つかり一安心しました。

すごく面倒臭いですけど、アメリカ長期滞在するにはとても大事な情報なので早めしっかり確認&必要であれば修正してもらうようにしましょう♪

コメント

  1. ありがとうございます。
    私も妻のI-94が見つからなかったのですが、VISAの赤文字の番号を入力したら出てきました。
    こういう事ってあるんですね。
    分かりやすく説明して頂きとても助かりました。

  2. >私はビザの【赤枠の数字】を旅券番号の欄に入力したらI-94を発見できました。

    私もビンゴでした。
    こんなこと見つけるとは天才です。

    ありがとうございました。
    でも訂正してもらった方がいいですよね。

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