生理中のダイビングについて徹底解説【方法・注意点・持ち物も紹介】

スキューバダイビング
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女性ダイバーの皆様へ

通常月1でくる生理。
ダイビングの予定日と被るとテンション下がりますよね。基本的には生理中もダイビングは可能ですが、色々不安はありませんか?

 

本記事ではそんなお悩みをもつ女性ダイバーさん向けに、以下5項目について徹底解説します。

  • 生理中にダイビングができる人
  • 生理中にダイビングしちゃNGな人
  • 生理中のダイビング方法&注意点
  • 生理中のダイビング持ち物
  • ダイビング中の出血量

 

私は西伊豆のダイビングスポット『大瀬崎』にてバイト・非常勤として約7年間の勤務経験があります。生理中もバリバリ潜っていました。自分の経験を踏まえて生理中のダイビングについてわかりやすく解説します。

生理中にダイビングができる人

日常に支障のない程度の生理痛であれば、出血量が多い/少ない関係なくダイビングができます。

 

生理中の体調・症状は個人によって様々ですが、医学的にも問題はありません。

 

事前準備をしっかりして、体調も万全に整えてダイビングに挑みましょう。

 

生理中にダイビングしちゃNGな人

以下5項目のいずれかに該当する方はダイビングは諦めた方がベターです。

  1. 生理痛が重い
  2. 貧血を起こす
  3. 体調が優れない
  4. 精神状態が一時的に不安定になっている
  5. 鎮痛剤などの薬を服用している

 

ダイビングは危険を伴います。
体調が万全じゃない状態でダイビングをすると水中事故に繋がり兼ねません。また体温も奪われるので、体調がより悪化する可能性もあります。

 

生理が原因で体調が優れない時は、無理せず諦めましょう。

 

生理中のダイビング方法&注意点

生理中でも快適にダイビングを楽しむための方法&注意点を4つに分けて紹介します。

 

衛生面や経血漏れetc. ナーバスになる点の事前対策、知識は快適にダイビングを楽しむためにも欠かせません。

 

タンポン VS ナプキン

圧倒的にタンポンがおすすめです!

 

個人的な意見ですが、タンポンは生理中であることを忘れさせてくれます。”経血漏れ”や”ナプキンの着用時の違和感”がないので生理中のいや〜な面倒臭い思いをする事なく快適に過ごせます。

 

タンポンが使えない方はもちろんナプキンでも問題なくダイビングはできます。なんなら両方使いでもいいです。

 

タンポンの使い方・注意点

タンポンは海でも普段通り使えます。

海は雑菌が多いので1ダイブ毎にシャワーを浴び、タンポンを交換する事をオススメします。

 

ナプキンの使い方・注意点

普段使用するナプキンを水着に装着するだけです。

 

潜る前には新しいナプキンを装着できるとGOODです。

私の経験談をお伝えします。陸で使ったナプキンのまま海に潜ると、ナプキンが海水を吸収して経血が少し滲んできて水着汚れます。横着はせずに新しいナプキンで潜りましょう。

 

ナプキンの場合は、海から陸に上がるタイミングが一番出血しやすいです。嫌な方は股を強くギュッと締め、速攻でトイレに行きましょう!シャワーもお忘れなく。

 

タンポン&ナプキン両方使い

出血量が多い日に経血漏れがどうしても気になる、不安な方は両方使いがオススメです。

 

注意点は上記2つと同様でダイブ毎に新しいものに交換する、ダイビング後はシャワーを浴びて衛生面を保ちましょう。

 

【おまけ】ドライスーツ時の生理用品

冬のダイビング時に着用するドライスーツ内は基本濡れないので生理用品は陸と同じでOKです。

 

しかし冬の海は寒くて体の芯から冷え切るので、ホッカイロを腰、腹部、足の裏に多めにつけたり、暖かいインナーを重ね着したりetc. 防寒対策はしっかりと行いましょう。

 

防寒具としてウルトラライトダウンがオススメです。
軽くて薄いのでドライスーツの中でも着れます♪ 

 

 

あとは、ナプキンだけで潜る時は水中での体勢に気をつけてください。体勢が逆さまになると(頭が水底側)、吸いきれていない経血が逆流してくる可能性があります…。悲惨なので、生理中は特に体勢に気をつけましょう。

 

生理中のオススメ水着

生理中のオススメ水着はこんな感じです。

  • セパレート(ビキニ)
    生理用品の交換が楽です。経血漏れした後も下だけの交換で済みます。
  • 紺や黒etc.の濃い色
    経血漏れしても色がなじむので目立たないです。
  • サーフパンツ
    水着に経血が漏れていても、その上に履いているサーフパンツで隠せます。
  • アンダーの重ね着
    サーフパンツと似た原理です。上に履いた水着で隠します。

 

生理で一番怖いのは、気づかない内の経血漏れですね。いくら注意していても万が一という事もあるので色の薄い水着は避けましょうそれでも不安だという方は重ね着がGOODです。

 

生理周期をずらす

ダイビングの日程まで余裕のある方は、産婦人科でピルをもらって生理周期をずらす方法もあります。

 

直前では困難ですが例えば
『2ヶ月後に海外リゾート地でダイビングプランがある』
など1〜2ヶ月以上余裕のある方は、早めに産婦人科に相談しに行きピルを貰って調整を始めてもいいかもしれないです。

 

【注意】

ピルは副作用があります。特に初めて使うという方は産婦人科医のお話をしっかり聞いて正しい使い方をしましょう。

 

事前相談

利用するショップに女性STAFFがいれば、事前に生理中である事や生理がかぶる可能性があることを共有しておくとGOODです。

 

女性STAFFならではの細やかな配慮と機転を利かせてくれるはずです。またいつも以上にあなたの体調の変化にも気を配ってくれるはずです。わからない事、不安なことがあったらなんでも気軽に相談できると安心してダイビングを楽しめます。

 

女性STAFFがいない場合は、トイレの有無だけでも事前確認できるとGOODです。トイレの有無と自分の生理事情を照らし合わせてキャンセルするかの判断が早めにできたり、何を持参すべきかなどが事前に明確になります。 不安な方は女性STAFFがいるショップを選ぶといいですよ♪

 

生理に対する心配&不安が多い人はダイビングをキャンセルしましょう

生理に対する心配&不安が多いと、ダイビングを思いっきり楽しめない可能性が高いですよね。

 

お金も勿体無いので、思い切ってダイビングはキャンセルして生理と被らない日にリスケジュールした方がGOODかな〜と個人的には思います。

 

あとは、普段から生理Appなどを使い生理予定日がわかるようにしておけば、ダイビングの予定も立てやすいので、まだ使ったことがない方はぜひ活用してみてください♪

 

10個くらい色んなAppを使いましたが、以下2つが使いやすかったですよ。

ラルーン - 生理を簡単管理

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Flo 生理管理アプリ

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生理中のダイビング持ち物

必須ではない物もありますが、以下6つを用意できると安心です。

  1. 小さめのプルーフ(防水バック)
    生理時用の持ち物をすべて持ち運びできる大きさがGOODです。ボートダイビングでも邪魔になる事なく持参できます。
  2. 生理用品
    交換用含め少し多めに持っていくとGOODです。
  3. ウエットティッシュ
  4. 中身の見えないポリ袋
    特にボート上でありがちですが、サニタリーBOXがないトイレもあります。万が一に備えて1〜2枚あると便利です。
  5. 冷え対策アイテム
    女性の大敵「冷え」。生理中は特に体が敏感になっているので、冷え対策はしっかりしましょう。ダイビング後は暖かいシャワーを浴び、上半身だけでもウェットスーツと水着を脱いで乾いた服に着替えると寒さは大幅に軽減されます。ラッシュガード、ボートコートなどは必要に応じて持参できるとGOODですね。ボートコートはショップ側が貸してくれる所も多々あります。

 

ダイビング中の出血量

ダイビング中、出血の感覚はほとんどないです。

 

タンポンの場合はタンポンが吸収してくれるので感覚がないですね。 ナプキンの場合も水中にいる時は水圧がかかってるから(?)出血する感覚はないです。

 

1ダイブ40〜60分なので、量が多い日でも吸収しきれないくらい出血する!という事はあまりないと思います(もちろん個人差はあることが前提です)。

 

出血量が一番多いタイミング

ナプキンの方は海から上がるタイミングが要注意です!海〜陸に上がる時が一番出血します。タンポンの方は大丈夫です。

 

水圧から解放されると同時にドバーと来ます。海水を吸収したナプキンでも海から上がった時の経血量くらいだったら吸収してくれるはずです。

 

血が出る感覚が嫌いな方の対策は…
股をギュッと締めて、速攻でトイレに向かう
です。意識してみてください。

 

普段から布ナプキンを使った『月経血コントロール』できている方は海から上がった時にドバーと来ることはないです。この月経血コントロールかなりおすすめです。普段から練習できるし、生理中の陸生活も楽になります。その他女性として嬉しいメリットも多いので気になる方はトレーニング始めるとGOODです。詳細はこちらからご確認ください。

 

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生理中にサメに襲撃される可能性

よくある質問ですが生理中にサメに襲われる可能性はほぼ0です。

 

サメが反応するほどの血液量ではないし、経血は古い血なのでサメが襲って来る要因はないです。

 

ダイビング中にサメに襲われる事故ってほとんどないので心配する必要はないです。 それでも心配な方はプロに相談するか、ドライスーツを着るなどして対策しましょう!

 

生理中は無理禁物

Cカード取得時にも習いますがダイビングに無理は禁物です。 思わぬ事故に繋がりかねないです。

 

「生理ごときで楽しみにしていたダイビングを中止にしたくない!」 気持ちはすごくわかります。

 

でもやはり無理は禁物です。体調が優れない時は潔くキャンセルしましょう。安全第一の判断を取ることが一人前ダイバーとしての責任でもあります。

 

それでは以上です。

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