こんにちは!
最近サメについて調べすぎて、サメ愛がじわじわと生まれ始めている単純すぎるセナです♪
本記事ではこんなお悩みを解決します。
「日本にいるサメの種類が知りたい」 |
ダイバーなら、一度はサメと一緒に泳いでみたいですよね。
そんなダイバーの皆様のために、以下3点について解説していきます!!!
- 日本でダイビング中に会えるサメの種類
- サメと一緒にダイビングができるスポット9選
- サメに襲われそうになった時の対処法
筆者である私はダイビング歴8年目で、
一応プロダイバーで7年間勤務経験もあります。
ダイビングの主要スポットには大体知り合いがいる感じです。
なので、情報の信ぴょう性は担保できます。
日本でダイビング中に会えるサメの種類
世界には約500種類のサメが存在しますが、
日本ダイビングポイントでよく見られているサメは15種類ほどです。
ダイバーなら一度は目にしたことがあるであろう『山溪ハンディ図鑑 – 日本の海水魚』に掲載されている数が15種類です。
実際は15種類よりも多くのサメが日本で目撃されていますが、だいたい稀です。
ジンベエザメ
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世界最大の魚類で大きいものは13mにもなります。
主食はプランクトンで、全世界の温・熱帯域に生息します。
日本でも千葉の波左間海中公園近くの定置網にかかったジンベエザメが数ヶ月保護されたニュースが話題になっていましたね。
トラフザメ
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海底に着底していることが多いおとなしいサメです。
日本では沖縄などで見れますが、稀種です。
ネコザメ
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日本だと、伊豆半島以南の海でよく目撃されます。
岩場などに隠れながら生息していることが多く、大人しいです。
らせん状の卵を産むことでも有名です。
オオセ
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日本では能登や房総半島以南の海で目撃されます。
海底に着底していることが多いです。平らな頭が特徴的です。
2019年初夏には、西伊豆・大瀬崎に初めて『オオセ』が出現しました。
「大瀬にやっとオオセが出た〜!!!」と盛り上がっていたようです。
ニタリ
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日本では、伊豆諸島や沖縄などで目撃されます。
外洋に生息しており、長い尾びれが特徴的です。
個人的なイメージとしては、遭遇できたらラッキーな個体です。
シロワニ
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水深200m前後に生息しています。
季節によっては浅瀬に上がってきます。
鋭く凶暴そうな歯が特徴的ですが、見た目とは裏腹に穏やかな性格です。
昼間はゆっくりと巣穴付近を泳いでいるので、
小笠原でダイビングをする機会があればぜひシロワニダイビングを楽しんでみてください。
ドチザメ
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河口や湾の砂地に生息します。
とても大人しい性格です。
あごの力が弱く、歯もそれほど尖っていないので噛まれてもまったく痛くないです。
日本だと千葉県の『伊戸』というポイントが大量のドチザメとダイビングできるポイントとして有名です。
ナヌカザメ
水深18m〜220mの岩や砂地に生息しています。
大人しい性格です。
卵がポーチ?財布?のように可愛らしい形をしている点が特徴的です。
日本では『人魚の財布』とも呼ばれています。
ネムリブカ
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サンゴ礁域や浅瀬に生息します。
稀に水深1mに暮らす個体もいるそうです。
性格は大人しく、日本では小笠原や沖縄など南の海でよく見られる種類です。
ツマジロ
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水面〜水深800mに生息します。
日本だと島周辺で観察されることが多いです。
他のサメに比べ、胴体(お腹周り)の肉付きがいいのも特徴的です。
ガラパゴスザメ
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島付近の水深2m〜180mに生息しています。
日本だと、八丈島や小笠原諸島での目撃が多い、大型のサメです。
15種類の中では凶暴よりな種類です。
アカシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)
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T字型をした頭が特徴のサメです。
眼が離れているのは、獲物までの距離感を正確に測るためだと言われています。
基本的に人を襲うようなサメではありませんが、浅瀬で空腹の時には海水浴客やサーファーが狙われることもあるようです。
オオテンジクザメ
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着底していることが多いサメです。
サイズは大きいですが、かなり大人しい性格です。
無脊椎動物や魚などなんでも食べる雑食のサメです。
日本ではやや稀種です。
カスザメ
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日本では、北海道以南の水深100m前後に生息しています。
体は平たく、砂地に隠れていることが多いです。
性格は大人しく、ダイバーが近づいても逃げないです。
サメと一緒にダイビングができる、日本のスポット9選
日本でよく見られるサメは15種類いますが、
どのダイビングスポットでも観察できるわけではありません。
ここではサメと一緒にダイビングができる日本のスポット9箇所を、以下3つの情報ベースに紹介します。
- 日本のスポット名
- サメの種類
- 季節
千葉県:伊戸
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千葉県の館山にある『伊戸』。
ここは大量のドチザメと戯れられるダイビングスポットとして世界的にも有名な場所です。
ここにいるドチザメは餌付けされているので、通年を通して見れます。
南伊豆:神子元
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南伊豆にあるスポット『神子元』。
こちらはハンマーヘッドシャークの群れで有名です。
日本では7月〜9月が一番いい時期ですが、
水温が23℃〜27℃であれば通年を通して観察できます。
黒潮が当たり、水温が上がる時が狙い目です。
小笠原諸島
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小笠原諸島は日本でシロワニを観察できる唯一のポイントです。
1月〜3月がベストシーズンです。
沖縄県:与那国島
沖縄県・与那国島もハンマーヘッドシャークの群れが見れるスポットして有名です。
南伊豆の神子元のシーズンが夏なのに対し、
与那国島のベストシーズンは冬の12月〜4月にかけてです。
伊豆大島
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実は伊豆大島でも、ある『特定の時期』の『特定の時間帯』にハンマーの群れを観察することが可能です。
ベストシーズンは6月から9月です。
朝の日の出直後の1時間しか観察ができません。
超スペシャル感が漂っています!!!
詳細な時間帯は以下です。
6月〜7月:朝04:30〜05:30
8月〜9月:朝05:00〜06:00
初島
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初島でもナヌカザメ・サカタザメ・ネコザメの観察ができます。
タイミングがいいとサメ祭りにも遭遇できるそうです。
ベストシーズンは1月〜6月です。
東伊豆:富戸
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東伊豆の人気スポット『富戸』。
富戸では可愛いネコザメが冬によく観察されています。
ベストシーズンは12月〜3月です。
東伊豆:八幡野
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同じく東伊豆の『八幡野』。
認知度は低いですが、
こちらでも冬にネコザメがよく観察されます。
鹿児島県:トカラ列島
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※サメの写真が見つけられませんでした、すみません…。
鹿児島県のトカラ列島はこの青々とした海が特徴的です。
『トカラブルー』と呼ばれています。
ここトカラ列島でも通年を通してネムリブカなどのサメが観察されています。
ハンマーヘッドシャークが現れることもあるそうです。
通年サメに遭遇できるようですが、
現地ショップによると春と秋がベストシーズンだそうです。
【おまけ】千葉県:波左間海中公園
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千葉県の『波左間海中公園』。
こちらは一時期ジンベエザメやメガマウスとダイビングができることで、日本中から注目を浴びていましたね。
ここでは定置網にかかった生物を数ヶ月間保護することがあります。
ジンベエザメやメガマウスもその対象でした。
今は2種ともいませんが、いつかきっと再度チャンスが訪れるはずです。
サメに襲われそうになった時の対象法
日本のダイビングスポットでサメに遭遇しても
こちらからサメに刺激を与えたり、興奮させるようなことをしない限りは襲われることはありません。
しかし我々ダイバーはサメの領域にお邪魔させていただいてる身なので、万が一ということもたまにあります。
ダイビング中にダイバーが襲われた事故映像を、もっと観たい方は[ダイビング中、サメに襲われる衝撃事故10選【動画もあります】]を参考にしてください。
そんな時は以下の方法を頭に入れておくだけでも、落ち着いて対処できるはずです。
- バタバタしない
- 突然動かない
- 背を向けない・アイコンタクトを続ける
- その場で停止、サメがいなくなるのを待つ
- 体を大きく見せる
- 大きな声を出す
- おしっこ禁止
- 【おまけ】サメの腐敗臭で撃退
なぜこの方法が効くのか、サメの習性はどうなのか etc. の詳細は[ダイビング中、サメに遭遇したときの対処法8選【サメの危険性も解説】]で解説しています。
わずかではありますがお役に立てる情報もあると思うので、ぜひ参考程度にのぞいて見てください。